志願者の皆さんへ
来年は新しい大学院生を加える予定ですが、ご存知のようにカリフォルニア州の財政危機のため確かなことは言えません。私の研究室に加わるには、少なくとも一つ私と共通の学術的興味を持っていることが前提となります。当研究室では一般に機能形態学を組み込んで進化生態学の研究を行っています。現生の動物からまず学び、その知識を化石種に応用しますが、その際物理学の法則・知識を織り込むようにしています。なぜなら、物理学的な法則は少なくとも過去数億年の間には微変しかしていないといわれており、それを使うことで絶滅してしまった動物の生態をより正確に理解できるからです。
以下に当研究室で大学院生が行った、もしくは行っている研究の題目を示します(古いものから):
- 鳥類及びその他の主竜類における視覚と生態の進化
- 白亜紀鳥類における遊泳方法の推定とその進化
- 有限要素法を用いた化石変形の除去
- ギンザメ類およびティクトドン類(板歯類)における摂食法の推定とその進化
- 中生代海生は虫類の摂食法の推定と生態の多様化
- 長頚竜類の首の三次元機能形態.
上記から明らかなように、研究に用いる分類群はかなりまちまちです。