ケンジントン・マーケット


店の概観

Kensington Map

ケンジントン・マーケットには魚屋が六軒あり、ケンジントンとのT字路を中心に、ボールドウィン添いに散らばっています。k4   の店のみアジア系で、他では見ないナマズなどを売ったりしていることもありますが、どこの店でも品揃えの基本は大体において同じです。しかし、たとえばヒラマサを見つける確立はk2 の店がもっとも確率が高く、続いてk1k6、その他では見たことがない、というような違いはあります。

私の主観的お勧めはk1 の店で、理由はアジがおかれているときはこの店のものが一番状態がいい気がするからです。k3 の店も状態のいい魚が置かれていますが、他の店に比べて種類が限られている気がします。k2 の店は興味深い店で、他で見ないような魚が良くおいてありますが、魚の状態はピンからキリまで、という気がしますので気をつけましょう。



魚の買い方ヒント

1.土曜日の午前中に買いに行く。
2.氷の上に直接乗っているものの方が鮮度が高い。
3.ただし、裏側に氷の形が押されてついており、自然にもとに戻らないようなものは古い。
4.指で押してみて、押し返してこないような軟らかいものは避ける。
5.目の赤いものは避ける。


セント・ローレンスとの比較

セントローレンス・マーケットとは取り扱われている魚の種類・値段・売り方などがかなり異なります。ケンジントンではカリブ海あたりから運んでくる魚が主流で、それに鯖やカレイといった大西洋岸で取れる魚が加わります。サケ・マスの類はほとんど売られていません(ニジマスは時々目にします)。魚は丸のまま売るのが基本で、そうでなければ輪切りといった感じです。値段も圧倒的に安めです。一方セントローレンスでは、魚は切り身で売るのが基本で、値段も高めです。魚はカナダ人に馴染みのあるものが主体です。つまり、サケ・マスの類が豊富で、マグロ、メカジキ・オヒョウ・帆立て貝柱(大・小)なども常に置いてあります。一方、 アジやヒラマサなどは見たこともありません。

  ケンジントン セント・ローレンス
値段 安い 高い
売り方 丸ごと・輪切り 切り身が主体
アジ・ブリ類 よくある まず無い
タイ類 よくある まず無い
レッドスナッパー よくある よくある
サバ・イワシ・カレイ よくある よくある
サケ・マス類 珍しい たいへん豊富
帆立て貝柱 まず無い 必ずある
エビ 一、二種ある 各種多様
変わった魚 必ずある まず無い
トビウオ(複葉機) 年に一度ある 無い