タイのなかま


最初にまとめていうと・・・

タイ科のなかまはケンジントンでもセントローレンスでも売られています。マダイそのものは見たことが有りませんが、良く似たタイセイヨウマダイ はかなり頻繁に手に入ります。また、日本では手に入りにくいタイ科の元締ともいえる魚(イタリア語でオラタ)が売られています。これはとても美味しい魚なので、是非一度試してください。その外にも、あまり見慣れない Calamus 属(タイ科)の魚が数種売られていますが、試した事は有りません。



タイ科の元締「オラタ」

英名:Gilthead Seabream
ケンジントン名:Mediterranean Seabream
学名:Sparus auratus

Orata
2000年12月、セントローレンスで購入

日本では馴染みが有りませんが、ヨーロッパではよく食卓に上る魚で、いろいろな魚料理の本で最高の Seabreamと評されています。実際食べてみると、大変おいしいので、3週間で4匹も消費してしまいました。とくに、焼いた時の皮がたまりません。

トロントで手に入るものはギリシアで養殖されたものだと、ケンジントンの店の人が教えてくれました。ケンジントンとセントローレンスとでは、1ポンド辺り2ドルも値段が違います(ケンジントンで$6.99、セントローレンスで$8.99)。一匹あたり、大体1ポンド強の個体が売られている気がします。ケンジントンではk6 で、セントローレンスではs3で売られています。

この魚は日本のウェブサイトで、よく平鯛(ヘダイ)の仲間とされていますが、ヘダイは Sparusではなく Rhabdosargusという属です。でも、確かに両者は似ているところがあります。



タイセイヨウマダイ

英名:Red Porgy
ケンジントン名:Porgy など
学名:Pagrus pagrus

Madai
2000年12月、ケンジントンで購入

マダイそのもの(Pagrus major)ではありませんが、タイセイヨウマダイ(Pagrus pagrus)も大変美味しい魚です。名前から分かる通り、両者はよく似ています。我が家ではよく鯛飯にして楽しみます。主にケンジントンで売られていますが、たまにセントローレンスでも見る事があります。